コーヒーの語源“Coffee”“Kaffee”“Cafe”
コーヒーの語源を遡ると「お酒」を意味する言葉にたどりつきます。
コーヒーは、英語で“Coffee”、独語で“Kaffee”、仏語では“Cafe”と書きますが、そもそもの語源は、コーヒー原産国のエチオピア南西部にある古くからコーヒーを育んできた「カファ Kaffa」という地名に由来する説の他、アラビア語の「カゥア Qahwah」に由来するという説が一般的に知られています。
(日本でのコーヒーの呼び名は、蘭語「koffie」の発音に由来)
アラビア語の辞書では「カゥア Qahwah」は“コーヒー”と記載されているそうですが、ある研究によれば、人類がコーヒーを飲み始める以前から存在した古い言葉で、その意味の指すところは「ワイン」であったとされています。
はるか昔、糖分を含むコーヒーの赤い実は、その果肉を発酵させてお酒を造っていた時代がありました。
現在では、その赤い実を原料にしたお酒を飲むことはできませんが、コーヒーのリキュールとしては、焙煎したコーヒーで作るカルーアコーヒーリキュールが有名です。
【自家製コーヒーリキュールの造り方】
材料
・新鮮な珈琲豆 40g
・ウォッカ 500cc(ブランデーや焼酎でもOK)
・氷砂糖 適量
作り方
密閉可能なガラス瓶などの容器に材料を入れます。
氷砂糖の量はお好みで加減して下さい。
3日〜1週間ほどでコーヒーの香りを含んだ自家製コーヒーキュールが出来上がります。
注:漬けすぎるとコーヒーの雑味が出てしまいますので注意して下さいね!
⇒ コーヒー酒の作り方
コーヒーコラムおまけ
あまり知られていませんが、ケニアには「カッフェ」という山岳地帯があり、こちらもコーヒーの語源になったと言われています。
ケニアの北には、エチオピアがあり、そのエチオピアはコーヒー発祥の地なので、何か関係があるのかもしれませんね・・・
■コーヒーの歴史/関連書籍
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