中国の水でコーヒーの飲み比べをしよう!
パート1
中国、上海にも色々なお水の種類が増えてきました。
中国のお水の中には、日本では考えられないほどのお水(嘘くさい味の水)があります。
コーヒーは液体、ほとんどがお水でできています。
コーヒーの専門書などには、水の種類(質)もコーヒーの味を作る上では大切な要素だと書かれていますが、実際お水を変えてのコーヒーの飲み比べなんてなかなかしませんよね。
今回は珈琲教室に参加してくれたお客さんが何種類かのお水を持ってきてくれたので、
アルトコーヒーでできる限りのコーヒーの飲み比べをしてみました。
お水の違いによって「コーヒーの味はどのように変わってくるのか?」、
通常の珈琲教室から延長して、中国の水飲み比べ&コーヒー抽出による味の違い教室開催です!
今回使った中国の水、合計6本。
左から西蔵(チベット)水、フランスのエビアン、農夫山泉、Limpid、SPA、ボルビック(写真無)。
下記は、簡単に口に含んだ感覚(野村の主観)を書いています。
■水データ
最近の上海ではよく見かける西蔵(チベット)のお水。
中国在住の日本人からは「本当に西蔵(チベット)の水なの?」と疑われることも多々あり。
他の中国の水に比べると値段が高い。
飲んだ感覚は、いろんな味で強い。全体像は丸みがあって軟らかいけれど、シャキッとする感覚。硬水。口に残る。
(お水を飲んだだけの感覚では、自分好みのコーヒーになりやすいだろうとひそかに期待してました)
■水データ
言わずと知れたフランスのエビアン。中国語表記は右の写真。
あまり関係ないですが、パッケージが好き(オシャレなので、笑)
でも、エビアンの味が美味しいとはあまり思いません。
飲んだ感覚は、噛めるぐらいに硬い水。全体像は角がある。硬水。口に水のイメージが残る
■水データ
中国では結構有名な農夫山泉。中国在住の日本人でも使われている方も多い。
飲んだ感覚では、軽く軟らかなとろみ、適度な甘み。軟水。
今回実験で使用した農夫山泉にも「人工的っぽい独特の甘み」(※下記参照)があり。
(2〜3年前のアルトコーヒーでも、この農夫山泉を基準としてコーヒーの味調整を行っていました)
ただ、最近(といっても随分前)では、この1.5Lサイズ以下の農夫山泉を飲むと、
「人工的っぽい独特の甘み」が付いているものがあったので使用するのをやめました。
(「人工的っぽい独特の甘み」というのは、ナチュラルではない添加された化学的なもの、少し嘘くさく感じる甘み、味)
■水データ
お茶の先生などが「美味しいお水(お茶に合う水という意味?)」だと勧めることもあるとか。Limpid。
上記赤いラベルの農夫山泉でも感じる人工的な甘みが、農夫山泉よりもより感じられる。
飲んだ感覚は、香りが独特、必要以上に感じる人工的な甘みが気になるところ。軟水。
「お茶の先生がすすめてくる・・・」というのは、この独特の甘みがあるせいなのでしょうか。
「甘み」と「うまみ」の関係性??
■水データ
どこの国の水なのか忘れました。(すいません)
コンビニでも、置いている店と置いていないお店があります。
飲んだ感覚は、引っかかりのない軟らかくサラッとした水。
可もなく不可もなくの味。特になんとも思わない水(それが特徴と言えばそうかもしれませんけど)。軟水。
この水を使ってのコーヒー試飲は↓
中国の水でコーヒーの飲み比べをしよう!パート2
■補足
『中国のお水の作り方』を聞いた話では、
1、水の成分を全て抜いて真水(?)にし、
2、成分を抜いた水に、必要な成分を添加していく。
と方法があるらしいので、
人工的な味の水(失礼かもしれませんが・・・)になってしまうのは仕方がないのかもしれません。
それにしてもやりすぎなぐらいに味がする水はなんとも・・・。
■開催日
2007.11月中旬
■関連
上海で焙煎&抽出(入れ方)珈琲教室、、ざっと6時間ほど@アルトコーヒー北外灘店
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