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水を知ろう!
コーヒーには軟水がいいってホント?

コーヒーに合う水と淹れ方

こんなことをよく言いますが、そんなことに特別こだわる必要はありません。

あえて言うなら、軟らかすぎる水や、硬すぎる水などの両極端の水、おかしな違和感のある味、匂いが付いている水など、飲んで不味いと感じる水は避けたほうがいいという程度です。それだけで十分に良いコーヒーはできます。

例えば、上海アルト北外灘店で使っている水は、どちらかといえば硬水に近い水になります。
それはなぜかといえば、中国では浄水器を通す前の水はほとんど硬水なので、その水を、シーガルフォー浄水器に通して、あとは、炭(備長炭や竹炭)、麦飯石、セラミックなどを入れて調整しているだけなので、水の成分の質が変わるものではないためです。

もちろん、使うコーヒー豆との相性は必ずあるので、その辺は考える余地はありますが、コーヒーが不味くなる問題は、焙煎が悪かったり、悪い豆が混入していたり、入れ方が悪い場合のほうが多いんです。

それぞれのお店では、そのお店で使っている水の味で美味しいコーヒーができるように調整されているはずなので、どんなお水を使ったらいいか迷う方はコーヒー豆を購入したお店に聞いてみるといいでしょうね。

美味しさのレベルにもよりますが、よほどのことが無い限り、お水でコーヒーが不味くなることはほとんどありません。不味いというレベルになるのは、コーヒー豆が悪いせいだと思います。

・中国の水でコーヒーの飲み比べをしよう!1
・中国の水でコーヒーの飲み比べをしよう!2


※細かい話ですが…

「どんなコーヒー液を作りたいか?」によって、「どんな水を使うのか?」も変わってきます。

それは水だけの話ではなく、どんな豆を選ぶのか、どんな焙煎方法にするのか、どんな抽出方法にするのかなどに関係しています。

最後のコーヒー液を作るまでには辿っていくプロセスがいくつもあり、そのプロセス全てが密接に関係して最高のコーヒー液ができるわけなので、どこかのプロセスの一部分だけを取り出して、良い悪いなどの判断はできません。
そのプロセスが良いか悪いかの判断は、「どんなコーヒーを作りたいのか?」と相対的に見ていかなければいけません。

コーヒーの味はトータル的なバランスで作るもの(水もコーヒーの味を作る要素のひとつ)なので、もしその水しか選べないという場合なら、他の要素(豆の種類や焙煎度合いなど)を変えてあげることによって、できるだけ作りたい味に近づけることができるものなんです。

ただ、コーヒー屋として使いやすい理由のひとつがこのお水だとも言えます。

「水質が悪い=だから美味しくならない」
と説明すれば、ほとんどのお客さんはほぼすんなり納得してくれます。
たとえそれが『焙煎がヘタクソなのが原因』だったとしても、なんとなく納得できてしまうほどに、それなりの説得力で伝わってしまうのがこの水なんです。


コーヒーの味を作る上では、豆の産地や焙煎の方法というのがもっとも大きな要素になってきます。では、その大きな要素だけでほかの小さな要素は切り捨ててもいいかといえば決してそうではなくて、全てのプロセスが密接に関係し、全てのバランスの上で最高のコーヒーは成り立っているものだということなんですね。

最近では、スペシャリティーコーヒーなどが流行っているせいか、焙煎や抽出よりも原料である生豆が一番重要だと語る珈琲店も見かけますが、どうもバランスの悪い考え方だなと感じてしまいます。



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