愛犬に食べさせてはいけない食べ物の数々 ご注意を
犬を飼っている方は、つい甘やかしていろいろな食べ物を愛犬に与えてしまうが、人間にとってはご馳走であっても、犬にとっては中毒を起こしかねない食べ物が意外にたくさん存在する。
まず代表的なものとしては、チョコレートやコーヒー、コーラなどが挙げられる。チョコレートの原料であるカカオにはテオブロミン、コーヒーやコーラにはカフェインという物質が多く含まれている。
人間の場合はこれらの物質を体内でうまく処理(代謝)できるが、犬の体ではこのような代謝機能が乏しく、体内に大量に残ってしまうことがある。そのため、心拍数の増加(場合によっては低下)や発作をはじめ、様々な中毒症状が現れる危険性が高くなるのだ。特に小型犬で強い作用が現れやすいといわれる。もちろん、大型犬でも相性はよくないので、基本的にチョコレートやコーヒーを与えるのは控えるようにしたい。
また、ネギ科の食べ物(タマネギ、ネギ、ニンニク)も犬にとっては有害だ。これらはチョコレートとは異なり、心臓ではなく血液に作用して貧血状態を引き起こす。他にもジャガイモの芽(これは人間にも有害)やコショウなどのスパイス類も犬とは相性がよくない食べ物である。余った食事を犬に食べさせる場合などは、危険な食材が含まれていないか注意しなければならない。
結局、犬にとって一番安全でバランスがとれた食事は市販のドッグフードである。人間と同様に、犬の寿命と健康も食生活で大きく変わると言われている。むやみに甘やかして人間様のご馳走を与えるのではなく、規則を守った正しい食生活を愛犬に教えることこそが本当の愛犬家といえるのだろう。
http://news.ameba.jp/special/2008/03/11748.html
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